壁一面、又は壁の一部が衣服などの収納スペースになっていることを、壁面収納と言います。壁に沿う収納という点では、中に入って歩くことができるウォークインクローゼットと少し似ています。
ウォークインクローゼットは、人が中に入れるくらい奥行きが深いのが特徴ですが、壁面収納は奥行きが浅く、50~60cmくらいが一般的。
奥行きが浅いかわりに、横に広がっているのが壁面収納の特徴です。
収納量が多いこと、服を探しやすいことが壁面収納のメリットです。ウォークインクローゼットと比べると、収納量が少ないように感じますが、意外と壁面収納の方が収納量は優れています。
なぜなら、ウォークインクローゼットは中に人が入って移動するスペースが必要で、その部分は収納ができないからです。
壁面収納の場合はその必要がないため、収納スペースを全て収納のために使うことができます。
また、衣服が探しやすいというのは、奥行きが浅く服が奥に入り込んでしまうことがないため。
一目見て衣服を探すことができる、ということですね。
壁面収納に対して、不満を持つ人は少ないようです。ですがもちろん、デメリットがないわけではありません。
壁面収納のデメリットは、奥行きが浅いためにかさ張るものは仕舞いにくい、という点。
布団や絨毯などは収納できませんし、当たり前ですがタンスを置くことも不可能です。
壁面収納に向いているものをしっかり把握して、上手く活用しましょう。