まだまだ寒さが厳しい今日この頃。体が冷えている夜は、熱いお風呂にゆっくり浸かりたい!と思う方も多いかもしれません。ですが、高温浴は気をつけなければいけないことがあります。
■高温浴の特徴
日本人は熱いお風呂を好む傾向があるそうです。欧米人にとっての適温は40度くらいだそうですが、日本人にとっての適温は43度なのだとか。
ですが、43度のお湯に10分間浸かった場合、なんと1,000メートル走ったのと同じエネルギーを消費するのです!
1,000メートル走ったのと同じエネルギー消費は、体にとってかなりの重労働ですよね。もちろん、心臓にも負担が掛かります。
「高温浴をしてはいけない」ということはありませんが、高温浴の場合、長時間お湯に浸かることは避けましょう。
■温度がもたらす影響
お風呂に入るときの温度の違いで、体に及ぼす効果も異なってきます。
●低温(38度以下)
・筋肉の弛緩作用
・不眠症の改善
●中温(38度~43度)
・新陳代謝を促す
・リラックス効果
●高温(43度以上)
・交感神経の刺激による覚醒効果
・発刊作用
寒い時期は、特にお風呂が気持ちよく感じられるので、ついついお湯の温度も高めに設定しがちですが、例えば睡眠に不安を感じている場合は38度ぐらいにするなど、今自分に必要な効果を知って、お風呂の温度を工夫してみてくださいね。