普段、何気なく目にしたり耳にしたりする、水まわりの言葉たち。意外と、その意味を知らない方も多いと思います。そこで、今回はそんな言葉たちをご紹介します。
■トイレの「ビデ」
トイレの操作パネルで、「おしり」と並んでいてよく見かける言葉「ビデ」。「ビデってなに?」と思う方もいるのではないでしょうか。
「ビデ」とは、フランス語で「子馬」を意味する言葉です。ヨーロッパでは、便器の横に洗面器のようなものがある場合がありますが、それがビデです。便器とは逆方向にまたがって使うことから、この名前で呼ばれるようになったといわれ、初期のビデは4本足の木製で、椅子のような見た目だったそうです。
ビデは足やおしり、局部など、体の一部分を洗う時に使うので、温水洗浄便座の1つともいえます。場合によってはモップなどを洗うこともあるようです。
■カラン
最近の人は聞いたことが無い言葉かもしれません。
「カラン」とは水道の蛇口のことで、オランダ語の「クラーン」(蛇口という意味)が訛ってカランと呼ばれるようになりました。
■おつり
これはいわゆる俗語になりますが、便器から跳ね返ってくる水のことを、「おつり」というそうです。水洗トイレが無かった時代は、下に溜まった汚物が跳ね返ってきていたので、それを避けるのが大変だったそうですよ。
いかがでしたでしょうか?最近では使われない言葉もありますね。水まわりの言葉たちも進化しているようです。