自宅のトイレと出かけた先で使ったトイレで、なんとなく便座の大きさが違うような・・・、と思ったことがある人もいるのではないでしょうか?日本の便器には、二種類のサイズがあるのです。
■エロンゲートサイズ
便座の取り付け穴から先端までの長さが470ミリメートルの大型サイズ。最近では、ほとんどがこの大形サイズです。
洗浄方式として、水を流した時に渦を巻いて汚物を洗い流す方式を採用していることも特徴です。この洗浄方式は「サイホン式」や「サイホンゼット式」と呼ばれています。
■レギュラーサイズ
便座の取り付け穴から先端までの長さが440ミリメートルの標準サイズ。2000年以降に設置されたものは殆どがエロンゲートサイズのため、現在このサイズのものは減ってきています。
洗浄方式には「洗落し式」を採用しており、渦を巻かずにまっすぐ水が流れる仕組みになっています。
■子供が使う時には注意が必要!
最近の大きな便座の場合、子供が使おうとすると、お尻が小さいためにすっぽりとはまってしまう危険があります。
幼稚園や保育園では幼児用便器を取り付けていますが、「一般の家庭で取り付けるのは難しい」という方もいるはず。そんな時には、手軽に設置できる幼児用便座がおすすめです。
普通の便器に乗せるだけなので、手早く簡単に設置できます。
便座を買い替える時は、便器のサイズにご注意を。便器と便座のサイズが合わず、取り付けられないというパターンもあるので、事前に便器のサイズを測っておくことを忘れないようにしましょう。