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No.61 今と昔のお風呂の違いは?

一日の終わりに身体の汚れや疲れをとるために、みなさん毎日お風呂に入りますよね?
現在は、浴槽のお湯につかったりシャワーで身体を流したりするのが一般的ですが、昔は地方によってお風呂の入り方が異なっていました。



■関東地方のおふろ
現代に近い形式の入浴が行われていたのが、関東地方のお風呂です。江戸時代の頃は、まだほとんどの家に浴室がない時代だったので、人々は公衆の浴場を利用していました。

関東ではおふろのことを「湯」と呼びます。人々は、銭湯のことを「湯屋」と呼んで、毎日利用していたんですよ。

■関西地方のおふろ
一方、関西地方ではお風呂のことを「風呂」と呼んでいました。風(空気)を囲うという意味から名付けられたと言われています。
お湯の蒸気を密閉した浴堂にとりこみサウナの状態にしたものが、一般的な入浴法でした。
入浴は、入浴療法を行っていたこともあるくらい健康によいとされ、薬草を入れた湯で蒸気風呂も行われていました。


こうしてみてみると、関東地方と関西地方の風習が合体したものが、現在のお風呂になっていたんですね。

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