近年、目に見えて増えてきているゲリラ豪雨。大雨によって洪水や浸水が発生した時、どのように避難すればよいのでしょうか。
■避難前に周囲の状況を確認
避難する際は、周囲の状況を確認してから避難場所へ向かいましょう。浸水が50cm以上の水深(大人のひざ丈)で発生している場合は、無理に避難しないようにしましょう。
山などの斜面で以下の現象が発生している場合は、すみやかに斜面から離れましょう。
・斜面にひび割れが生じている
・小石が落ちてくる
・土の匂いがする
・斜面から水が湧き出ている
・湧き水や井戸水が濁っている
・地鳴りが聞こえる
■避難する時の服装
避難する時の服装は、下記のことに気を付けましょう。
・頭を保護するヘルメット等を着用
・動きやすい長袖と長ズボン、軍手も着用
・長靴ではなく、普段から履きなれた底が厚めの靴を履く
・両手は空いている状態にし、非常用品等はリュックに入れる
→持ち出し品・備蓄品のチェックリスト(Yahoo!天気・災害)
■避難する際の注意
可能な限り複数人で避難しましょう。浸水している場合は、マンホールや側溝付近は大変危険なので、傘などの棒を使って地面を探りながら避難しましょう。
また、夜間に避難するのは大変危険なため、避難はできるだけ明るい時間に行いましょう。
状況によって、避難場所へ移動することが難しい場合は、近所の、鉄筋コンクリート製などに頑丈な建物へ避難しましょう。またその際は、斜面から離れたフロアへ非難しましょう。
自宅にとどまる場合も、できるだけ高い階で、斜面から離れた部屋に避難しましょう。場合によっては、消防・警察・自治体に救助の要請をしましょう。