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No.56 日焼止めは春から必要?

■紫外線と気温は関係ない!
真夏の暑い日差しの中にいると、お肌が焼けてしまう・・・といったイメージがあると思います。熱い=紫外線が多いと勘違いしやすいところですよね。でも、紫外線の量は、太陽光線が地面に当たる角度と雲の多さで決まるのです。

■紫外線対策はいつから?
実は、4~5月は7~8月よりも晴天の日が多く、一年で最も紫外線量が多い月とされています。そう!実は紫外線の量は、夏より春が多いのです。
まだ春だから大丈夫、なんて思っていたら、気が付かないうちに日焼けしていた・・・なんてことにもなりかねません。日焼け対策は、早ければ早いほどいいのです!



■UV-AやPAの意味を知っていますか?
日焼け止めに書かれている記号、UV-AやUV-B、PAやSPFのこと、ちゃんと理解していますか? なんとなく数字や+の数が多いほうがよいのかな・・・ぐらいに考えていませんか?実はちゃんと意味があるのです。

●UV-Bとは?
波長の短い紫外線のこと。サンバーン(肌に赤みが出る現象)を起こしますが、真皮層までは達しません。ですがターンオーバーを早めるため、色素新着、シミ・シワなどの原因となります。日傘などである程度防ぐことができます。

●UV-Aとは?
波長の長い紫外線のこと。UV-Bのようにすぐに皮膚変化を起こすことはありませんが、肌の奥まで届くため皮膚組織を壊します。雲や窓ガラスを通り抜ける性質があり、曇りの日や室内でも気づかないうちに浴びているために、長年蓄積され、深いシワやシミの原因となります。


●PAって?
Protection grade of UVAの略で、UV-Aをどれくらい防ぐかを表します。 「PA+」から「PA++++」まで4段階あり、+の数が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高くなっています。

●SPFって?
Sun Protection Factorの略で、UV-Bをどれぐらい防ぐかを表します。通常、何も対策をせずにUV-Bを浴びた場合は20分で日焼けするといわれいますが、例えばSPF30の日焼け止めを塗ると、30倍、約10時間の間、肌を日焼けから守るといわれています。


■日焼け止めを選ぶ目安
SPF10~20・PA+~++
日常生活や買い物などにおいて紫外線予防となる程度の数値。

SPF20~40・PA++~+++
軽い屋外スポーツやハイキングなどで紫外線を防げる数値。

SPF40~50+・PA+++~++++
炎天下のスポーツやマリンスポーツ、スキー、登山などで紫外線を防ぐ数値。



きちんと知っていれば、用途によってベストな日焼止めを選ぶことも可能になります。日焼止めを使い分けることにより、肌に負担をかけずに上手に紫外線を防ぎましょう。


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