国によって便器にはさまざまな種類が存在します。東南アジアでは日本と同じ、しゃがんで使用するタイプが多いようです。
では、一体何が便器に違いをもたらしているのでしょうか?
■日本と東南アジアの便器の違い
国によって便器の種類が変わったのは、その国々の生活習慣が根底にあります。
タイやインドの便器には前立て、いわゆる「きんかくし」というものが無く、前はとてもオープンな状態です。
足を置くための足座が設置されていて、形は日本のような長方形ではありません。前後で穴の大きさが異なり、大きい穴の方にお尻をむけて使用します。
■何が影響したの?
しゃがんで使用するという点においては同じなのにどうしてここまで違いが生まれ、何が影響したのでしょうか。それには、建築の造りが影響していると言われています。
東南アジアの各国の建造物は石造りから発達しました。そのため、トイレも石造りに適した形状に発達したと考えられます。
それに対し、日本の建築は木造が主流でした。便器の形状に影響を及ぼしたのは、木造建築が要因になっている可能性が少なからずあることでしょう。
便器にはまだまだ種類があります。
これを機に是非、便器の種類や由来を調べてみてくださいね。