ページの先頭です

施主支給をお考えなら!住まいの八百屋さんにおまかせください!!

No.44 浴室テレビのウソ・ホント

■「浴室テレビ」って、どういうものなの?
「浴室テレビ」というのは、浴室内の壁に設置される小型の液晶テレビのことです。といっても、身体を洗いながら見るためのものではありません。浴槽にゆったりと入って見やすい位置に設置されるものです。湯船につかって長湯をしたい人のための設備といえます。
とはいっても、多くの人はそんなに長い時間湯船につかってはいないと思います。せいぜい3分から5分くらいのものでしょう。しかし、世の中には30分から1時間もの間、湯船につかっている人たちがいます。少ないお湯に下半身だけ入れる「半身浴」の愛好者がその人たちです。「半身浴」好きは、湯船での暇つぶしが大きな課題です。その暇つぶしにうってつけなのが「浴室テレビ」ということなのです。



■「浴室テレビ」は、後付けできないの?
少し前まで、「浴室テレビ」といえば壁に埋め込んである「埋め込み式」が主流で、システムバスに設置されるものがほとんどでした。その場合、設置工事はシステムバスの製造工場で行なわれ、システムバスの密閉状態を損なわないように、慎重に取り付ける必要がありました。既存の浴槽にテレビを設置したいと思っても、湿気や熱気が外に漏れないようテレビの設置工事を行なうのは非常に困難でした。ですので、浴室にテレビを設置したい場合は、浴室テレビ付きの家を買うか借りる、もしくはリフォームで、システムバスごと交換するしかありませんでした。
近年、テレビの薄型化に伴い、配線工事だけで浴室にテレビを設置できるようになりました。防水仕様のテレビも増えたので、壁さえあれば、比較的簡単に「壁掛け式」の浴室テレビを設置できるようになりました。また、「ポータブル式」の浴室テレビも進化し、チューナー分離型のものなら、チューナー部を自宅のテレビに接続し、録画した映像やインターネットなども見られます。
埋め込み式のテレビは後付けは難しいですが、壁掛け式やポータブル式の浴室テレビなら、簡単に後付けできるようになったということです。

■「浴室テレビ」の長所と短所は?
実際に「浴室テレビ」を使っている人の話を聞くと、賛否両論あります。長湯をする人には大好評です。録画した番組を、半身浴しながらゆっくりと見るなんて、まさに至福の時間です!しかし、長湯をしない人の場合、設置されていても全然見ないということになりやすいようです。
ただし、長湯をしないご家庭の場合でも、「子供をお風呂に入れやすい」という声もあります。見たいアニメ番組があると子供はなかなかお風呂に入りたがりませんが、お風呂にテレビがあれば入ってくれやすいということだそうです。「見たいテレビ番組があっても入浴できる」のは、大人にとってもメリットになりますね。

友だち追加