■まず、カウンターって何?
ここでいうカウンターとは、キッチンカウンターのこと。キッチンとリビングダイニングが隣接しているとき、キッチン側からリビングダイニング側にせり出す台のことです。
このカウンターは、できあがった料理を置くときに役立ちます。ダイニングデーブルに並べる前、一時的に置く場所として重宝するわけです。さらには、ちょっとした食事もでき、朝の忙しい時間帯、コーヒーとトーストだけなら、このカウンターで済ませることもできます。 そこで、多くの住宅で、キッチンカウンターを設けるようになったのです。
■なぜ、カウンター下収納が生まれたの?
多くの住宅で設置されるキッチンカウンターですが、実際にはカウンターで食事する人は少ないようです。「ダイニングテーブルを置かず、カウンターだけ」という場合は利用するでしょうが、ダイニングテーブルがあれば、そちらを利用する人が多いでしょう。その場合、カウンターは料理を一時的に置く台として活躍することに……。それならば、カウンターの下部を収納棚として活用してはどうか?と生み出されたのが、このカウンター下収納なのです。
■カウンター下収納の長所と短所は?
カウンター下収納には、いろいろな形状があります。代表的なのは、縦横25cmほどの棚に区切り、奥行20cm程度の収納にするもので、扉付きにするケースもあります。いずれにしろ、この収納があると、リビングダイニングが片付きやすくなります。例えば、読みかけの本や携帯電話、手紙などをちょっと置いておく場所として、便利で役立ちます。
ただし、カウンターで食事するときは、カウンター下収納に膝をぶつけやすいなどの支障が生じます。そのため、「ちょっとした食事の場としてカウンターを活用したい」と考えている人は、邪魔にならないサイズに収まるような収納にするか、もしくは収納なしにすることを選んだほうがよいでしょう。