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No.29 「トイレの換気扇」のウソ・ホント

■トイレの換気扇って何?
トイレの換気扇は、キッチンに付く換気扇のように吸い上げた空気を外に出すための装置です。キッチンのものよりずっと小さいですが、電動モーターでファンなどを回して排気を行う仕組みは、基本的に変わりません。
トイレの換気扇は、どんなトイレにも付いているわけではありません。戸建て住宅で、窓のあるトイレには設置されないことが多いです。窓を開けて換気したほうが簡単だし、安上がりだからです。しかし、マンションでトイレに窓がない場合は、必須となります。換気扇がなければ臭気が溜まってしまうからです。



■トイレの換気扇はどのように設置されるの?
マンションでトイレの換気扇を付けるときは、便器の真上あたりの天井に設置されます。マンションでは排気ダクトが天井裏に設置されているので、排気ダクトに近い場所に設置されるわけです。上で空気を吸い上げて、外に出します。一方で、新鮮な空気をドア下部に設けられた隙間から取り入れます。それで、トイレ内の空気を入れ換える仕組みになっているのです。

■トイレの換気扇に短所はないの?
トイレの換気扇自体には問題はありません。換気扇は、トイレの照明スイッチと連動して動くようになっているのが普通で、照明を付けたら換気扇も作動します。照明のスイッチを切った後は、しばらく経ってから換気扇のスイッチが切れます。余分に作動させることで、排気が十分に行われるようになっています。自動で動き、自動で止まるので、面倒もないというわけです。

トイレの換気扇に関して、あえて短所を探すとするならば、ドアの遮音性が上げられます。ドアには、外から空気を取り入れるための隙間を設けるのですが、この隙間があるために、音が外に漏れやすいのです。この欠点を解消するため、隙間の位置を工夫します。廊下に面したドア上部から空気を取り入れ、厚さ5cm程度のドア内を空気が通って、ドア下部からトイレ内に空気が出て行くようにします。そのような「空気の通り道」を内蔵したドアも開発されています。


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