温水洗浄便座の電気代は、1ヶ月160円程度から900円程度まで、製品によって異なる。それほど差が出る理由は、暖房機能にある。
1ヶ月の電気代900円というのは、トイレ全体を温める温風機能が付いているタイプで、冬場はそれくらい電気代がかかるという数値。平均的には、1ヶ月200円から300円といったところである。
温水洗浄便座で最も電気を使うのは暖房機能だが、この暖房機能は温風を吹き出すことだけではない。便座を温めるのも、暖房機能の一つだ。
実は、この「便座のヒーター」が電気代を上昇させるくせ者なのだ。人によってはお尻が焼けるほど温度を上げてしまう。これは、電気代を上げてしまう大きな原因。
加えて、便座を上げたままにしておくのもいけない。放熱するため、電気代が上がってしまうからだ。節電を考えれば、便座をおろし、使用後に必ず便蓋を閉めること。これだけで、冬場の電気代も大きく節約できる。
賃貸住宅や会社のトイレに設置してある温水洗浄便座って、衛生面の不安があり、使いたくない??そう思っている人は少なくない。実際のところはどうなのだろう。
現在の温水洗浄便座には、ノズル洗浄機能が付いている。使用するたびにノズルの先端を洗ってくれる機能だ。これにより、ノズルに付いた汚れは落としてくれる。
しかし、ノズルに細菌が付いた場合、それまで落とすことはできない。衛生を本気で考えれば、ノズル洗浄は気休めでしかない、と言い切る学者もいるほど。
気になる人は、消毒液できれいにしてから使えば、安心できるだろう。