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No.33 「ロータンク式便器」のウソ・ホント

■ロータンク式便器って何?
ロータンク式便器というのは、水洗式便器で水をためるタンクが低い位置に設置され、一見タンクがないトイレに見えるタイプの便器のことです。便器の背後に水をためるタンクがあるのは、従来型と同様なのですが、異なるのはその形状です。
従来型はハイタンク式とも呼ばれ、便器の背後に立ち上がるように設置されていました。ランドセルを背負うような設置方法です。これに対し、ロータンク式は立ち上がりがありません。便器の後ろ側に襟巻きを巻くように設置される形状といえば、想像されやすいでしょうか。低い位置に小さめのタンクを配置する方式がロータンク式なのです。



■ロータンク式便器の長所は?
ロータンク式便器の長所は、見た目がすっきりしていることです。従来型よりもコンパクトで、トイレ空間が広く使えます。
同様に見た目がすっきりしてトイレ空間が広く使える便器に、タンクレス型があります。水をためるタンクをなくし、水道と便器を直結する形式です。このタンクレス型は、デザインはもちろんかっこいいのですが、複雑な機械を内蔵しているため値段が高く、従来型の4倍以上するのが普通です。ロータンク式はそれよりもずっと安く購入でき、しかもタンクレス型と同じようなデザインとなります。安くてかっこいい--それが最大の長所といえます。



■ロータンク式便器の短所は?
ロータンク式便器は、節水の工夫も加味して登場した最新の便器です。そのため、量販店で安く売っているものを探そうとしても難しいでしょう。そして、従来型のように、手洗い器が一体化していません。「便器に水を流すとき、上に流れる水で手を洗う」ということができない方式になっているのです。そのため、この便器を設置するときは、トイレ空間に便器から独立した手洗い器を設置しなければなりません。それが、短所といえば短所になるでしょう。


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